囲炉裏でこだわり野菜を食す
囲炉裏のある家を建てたら、せっかくであれば囲炉裏でご飯を食べたいですよね。
前回、「囲炉裏で、焼肉を楽しもう!」というコラムを投稿しましたが、今回は、囲炉裏で作るほうれん草鍋(常夜鍋)をご紹介します。
「囲炉裏で、焼肉を楽しもう!」のコラムはこちら
筆者、ほうれん草農家の嫁の自己紹介
その前に、このコラムを執筆させていただくことになった、筆者の自己紹介を少しだけさせてください。
私は、埼玉県川越市でほうれん草農家に6年前に嫁いできた、ほうれん草農家の嫁です。
普段は、フリーランスでWEBサイトの制作を中心に、マーケティング全般のお仕事をしながら、繁忙期は夫の農業を手伝っている兼業農家です。
嫁ぎ先は、昔ながら代々続く農家で、夫は7代目になります。
川越は、意外にも農業が盛んな地域で、うちは夏は枝豆と小松菜、冬はほうれん草と里芋を生産しています。
手前味噌ながら、うちで作ったほうれん草は、味が濃く、甘くて本当に美味しいんです。
ほうれん草の出荷の時期になると、規格外になったり、売るには微妙な量の余ったほうれん草が毎日出るので、
冬は毎晩、新鮮なほうれん草が食べ放題なのです。
一年の半分はほうれん草を食べている、私、ほうれん草農家の嫁が、毎日食べても飽きない常夜鍋(じょうやなべ)と呼ばれるほうれん草鍋をご紹介します。
常夜鍋(じょうやなべ)とは?
常夜鍋(じょうやなべ)とは、豚肉とほうれん草を使った鍋のことですが、毎晩食べても飽きないところから「常夜鍋(じょうやなべ)」と名付けられたそうです。
地域によっては、「じょうよなべ」「とこやなべ」とも呼ぶようです。
豚の薄切り肉とホウレン草や小松菜などの青野菜を、だし汁で煮立てた鍋で煮て、ポン酢やしょう油をつけていただきます。
常夜鍋は、とてもシンプルながらほうれん草の味を堪能できて、作るのも非常に簡単!
大量の薬味と一緒に食べたり、鍋つゆを変えたり、つけ汁を変えて味変をしてみたり、アレンジも無限大なのです。
常夜鍋(じょうやなべ)のレシピ
材料
- ほうれん草
- 豚の薄切り肉(豚バラがおすすめ)
- にんにく ひとかけら
- 生姜 薄切り1枚くらい
- 料理酒(または水)
- 昆布
作り方
- 鍋に、昆布と料理酒(または水)を入れて沸騰させる
- にんにくと生姜を入れる
- 豚肉とほうれん草など、好きな食材を入れて煮るだけ
以上!
常夜鍋のレシピは、シンプルで本当に簡単なんです!
実は、常夜鍋は、決まったレシピはなく、ほうれん草を小松菜や白菜にしたり、豚肉を鶏もも肉にしたりと自由です。
おすすめの食材として、豆腐や椎茸、春雨などを加えても食感が楽しくなります。
水を使わずに、酒のみで煮ることもあるそうですが、小さいお子様がいる家庭や、お酒が弱い方は注意が必要ですね。
味噌を溶き入れた「味噌常夜鍋」など、アレンジも様々です。
家庭や地域によって、味がちょっとずつ違うのも常夜鍋の楽しさですね。
ほうれん草が美味しい季節になったら、是非楽しんでくださいね。