バスルーム(お風呂)とキッチンは、健康を生産する場所。
キッチンは、私たち健康を維持するための食事を作る空間です。
バスルーム(お風呂)も、私たちの身体を清潔にし、体を温めてくれ、
心身ともにリラックスさせてくれる空間です。
大きな違いは、キッチンは集いの空間、バスルームは究極のプライベート空間といえると思います。
キッチンは、オープンなスペース。
バスルームは、どちらかというと閉ざされた空間なのかもしれません。
お風呂(バスルーム)という、閉ざされた空間の危険性
「ヒートショック」による死亡事故
キッチンとバスルームどちらも、健康を維持すためにとても大切な場所です。
しかし、特に、バスルームには健康・清潔を維持する場所にも関わらず、大きな危険性が隠されています。
時には、生命に関わる事故が発生する可能性があります。
さらに、入浴は一人きりになることが多い場所です。
何か事故が起こっても発見してもらうまで時間がかかってしまう恐れもあります。
バスルームの危険性で、一番怖いものの一つに「ヒートショック」による死亡事故があげられます。
「ヒートショック」ってなに?
冬の入浴時に気をつけたい、高齢者の血圧変動
「ヒートショック」とは、簡単に言うと、温度差。
冬場は、特にこの温度差が顕著になります。
暖かいリビングから寒い脱衣場(洗面所)に移動、暖かい洗面室から寒い浴室に移動、体が温たまり入浴が済んで、寒い洗面室に移動・・・色々考えられます。
この温度差により血圧が変化することを「ヒートショック」といいます。
単に部屋間の温度の差を言うものではないのです。
暖かいリビングから寒い脱衣室(洗面室)へ移動すると、寒さで血管が縮んで血圧が上昇します。
その後、熱いお湯につかり、体温が上がると血管が広がり、血圧が低下します。
この血圧の乱上昇乱降下が、重大な事故を起こす引き金になります。
特に、寒い時期に危険性が増します。
交通事故死より浴室内の事故による死亡者の方が多いという事実
ヒートショックによる浴室内での死亡者数は、年間で約19,000人。
比べて、交通事故による死亡者数は、年間で約5,000人。
なんと、交通事故死より浴室内の事故による死亡者の方が多いという驚きの事実があるのです。
海外との浴室死亡者数の比較(75歳以上)
海外は、セントラルヒーティング等の全室暖房が普及しているため、部屋ごとの温度差がなく、ヒートショックによる事故は、日本に比べると極めて少ないです。
「ヒートショック」予防・軽減する方法 製品編
それでは、「ヒートショック」を予防・軽減するには、どのような方法があるのでしょうか?
バスルームに取り入れると、ヒートショックの予防に有効な製品をご紹介します。
1、浴室暖房の設置をする
浴室暖房乾燥換気扇の種類
浴室暖房乾燥換気扇には、熱源が ガス温水式 と 電気式の二種類があります。
ガス温水式の特徴
ガス温水式の特徴としては、立ち上がりが早く、パワーがあるところが1番の特徴です。
ただし、気をつけないといけないのは、給湯器を暖房乾燥機専用のものにする必要があるということです。
給湯器から暖房乾燥機まで、温水配管が必要になります。
電気式の特徴
浴室の広さにより100Vと200Vの対応機種があります。
ガス式と異なり、温水の配管が不要なため、施工が容易なケースが多いのが特徴であり、メリットです。
電気式は、温風を吹き出すタイプと、遠赤外線のヒーターを搭載した機種があります。
温風が苦手な方は、高須産業さんの製品がおすすめなので、ぜひ参考にしてください。
洗面室も同時に温める2室タイプもあります。
2、洗面室に暖房を設置する
タオルウォーマー
タオルウォーマーとは、タオルを温めて乾燥してくれる機器で、自宅に簡単に設置することができます。
タオルをふんわりと乾かすだけでなく、脱衣所の空間を暖めてくれる暖房効果もあります。
3、窓ガラスを複層ガラス等に交換する
窓を複層ガラスにすることによって、窓(開口部)から、室内の熱が逃げるのを和らげます。
窓ガラスを複層ガラスに交換するだけで、かなりの暖房効果が得られますよ。
4、在来工法の浴室をユニットバスにリフォームする
断熱効果の高いユニットバスも、今はさまざまな商品があります。
どの商品が良いかお悩みの方は、お気軽にフリーバス企画へご相談ください。
5、建物の気密・断熱工事
建物の気密性が低い場合は、断熱材を貼る工事をするのも一つの手です。
建物の気密・断熱工事に関しては、信頼のおける業者さんにご相談ください。
本人・家族が注意しヒートショックによる事故を防ぐ方法
予防するには
- 入浴前に脱衣場・浴室を温めておく
- 風呂の温度は41度以下にする
- 入浴前に足元から心臓に向かって、順に「かけ湯」をする
- 特に高血圧や高齢者の方は注意!!
- 食事の直後や飲酒後は入浴しない
- 入浴は家族に一声かけてから。家族の方は時々声をかけて様子をみる
もし事故が起きてしまったら
症状 |
意識障害、胸の痛み、頭痛、嘔吐(おうと)、立ち上がれなくなるなど |
対応 |
浴槽で動けない・意識がない人を見つけたら、次の行動をとってください (1)すぐに119番通報する (2)鼻と口が湯の中に入らないようにあごを手で支えながら、浴槽の栓を抜く (3)浴槽からゆっくりと体を引き上げて横に寝かせる ※呼吸をしていない時は心臓マッサージをする |
浴室以外にも我が家には危険が一杯!
実は多い家の中にある危険な場所 よくある事故ランキング
1位 転倒
段差、玄関、廊下など
2位 転落
階段、ベッド、脚立、椅子など
3位 窒息
食物(餅、肉等)、薬等の包装など
4位 ぶつかる
家具、人、柱、ドアなど
※発生事例の多い順に番号をつけています。
参考資料「東京消防庁救急搬送データからみる日常生活事故の実態」
テレワークが広がり、今後我が家にいる時間がとても長くなります。
ストレスを感じることなく、安全で楽しい空間にするために、今一度我が家をチェックしてみてはいかがでしょうか?
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お客様一人一人のバスルーム空間を提供し続ける、フリーバス企画
浴室は、単に体を洗う場所だけではない、とフリーバス企画は考えています。
心身共に健康を維持するための大切な場所であるはずです。
だから、私たちフリーバス企画は、
お客様一人一人のバスルーム空間を提供し続けたいと思っています。